薬膳を学んで分かった事

U-CANの薬膳コーディネーター講座を受講し、薬膳について勉強しました。

理由は、漢方薬に代わるものを日常の食生活の中で紹介し、鍼灸治療の効果を高めることができたら、考えたからです。

もともと、東洋医学の治療は漢方薬が主で、鍼はその働きを高める手段でした。ですが、現在日本では鍼灸師は漢方薬を扱えません。漢方薬と鍼治療両方を行えたら、もっと効果があるのに。。。と自分の能力不足を嘆いていました。(薬剤師と鍼灸師の資格を取得し治療にあたっている先生もいます)

そんな中、薬膳の存在を知り、一般的な食材で不調を改善できることを知りました。まさに医食同源です。


中医学の基本的考えや食材の組み合わせなどを学びました。季節によって現れる体の不調が違います。その不調を改善する食べ物はその季節に採れる野菜や果物です。あれこれ難しい事を学びましたが、一言に集約するなら「旬のものを旬のうちに食べる。地元で採れるものを食べる。」です。基本的な事でした。よって、私たちが学ばなくてはならないのは、食物の旬を正しく知ることです。

現代はいつでも何でも手に入る時代です。野菜の旬の時期など分からなくなっています。でも、トマトやきゅうりなどの夏野菜を冬に食べてはダメなのです。日本で収穫できないコーヒーを飲むことはダメなのです。体を冷やしてしまいます。

昔から言われている事は正しいのです。食事は大事です。