「チャングムの誓い」が引き起こした誤解

韓国ドラマが好きな方と話が盛り上がりました。

その方のおススメは「ごめん、愛してる」だそうです。今度、日本版がドラマで始まりますね。

かなりおススメのようです。

私のおススメは何かと聞かれたので「チャングムの誓い(大長今)」と答えました。その方も同意してくれたのですが、

「あのドラマの中の鍼治療のシーンはびっくりしたよ。ずいぶん太くて長い鍼を使ってたからねぇ。あの太さの鍼を刺すのかと思うと、鍼治療を受ける事に抵抗あるよねぇ。」と言うのです。

 

それは、違います。現代日本の鍼灸治療で使う鍼は、写真のように細い物を使います。また、刺す際に「鍼管」と言う筒状の道具を使って刺していくので、刺さる際の痛みはほとんどありません。日本人は痛さに敏感なので、中国、韓国から導入された鍼治療は日本独自の進化をしました。日本人の技術力は、鍼灸の世界でも発揮されていたのです。

 

そんなわけで、もし韓国ドラマの鍼灸治療シーンを見てびっくりした方は、誤解を解消してください。