先日、NHKで「東洋医学」について取り上げている番組がありました。
鍼灸の他にもヨガや漢方薬を取り上げていました。
鍼灸について注目して語りたいと思います。
腰痛を改善させるために鍼灸施術をしてみた、と言う内容です。その被験者の中には腰に鍼をしても改善しない人がいました。この場合は、腰そのものに問題があるのではなく、脳の痛みを認識する部分へ間違った信号が行ってしまう事が問題であるという内容でした。そんな人への施術として腕や足、頭への鍼を行って、脳の興奮を鎮めることが改善につながるとの事でした。
新しい説だな、と興味深く見ていました。
同時に、自分の施術内容は今まで通りで良いのだと、再確認しました。
私は、どの部分が問題であっても時間がある限り全身に鍼をします。
私の考えは、「体は繋がっているので1か所悪い部分があると体全体に影響する。だからできるだけ体全体をケアすることで早く症状が改善する」と思ってやってきました。
私の考え方と、今回示された脳の興奮を鎮めると言う考え方は全く違いますが、施術する場所は同じで、
よって、治す目的は達成できていたと思います。
新しい学説を取り入れつつ、今までの自分の方針も維持しつつ
より良い施術ができるようにしたいと思ったのでした。